プレスリリース 01-18-2019

デジサートQuoVadisの買収を完了 ヨーロッパ事業、TLS、PKI製品を拡大

デジサート ジャパン

※本プレスリリースは、2019年1月17日に米国ユタ州リーハイで配信されたプレスリリースの抄訳です。

-- QuoVadisは引き続き適格トラストサービスプロバイダー(EU Qualified Trust Service Provider: EU TSP)としてEUおよびスイスにおける適格デジタル認証および電子署名サービスを提供 --

米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者;ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業、以下 デジサート)は、 本日、スイス有数のサイバーセキュリティーおよびIoT関連企業WISeKey International Holding Ltd.(SIX: WIHN)からQuoVadis Group(クオバディスグループ、以下 QuoVadis)を 買収する取引を完了しました。

デジサートは欧州向け適格デジタル認証や関連サービス、及びエンタープライズ・マネージドPKIサービスを専門とするEU 及びスイスのTSPとしてQuoVadisを引き続き運営します。
この買収は、世界で最も広く展開している堅牢なPKIベースのソリューションを現地サポートとともに提供するという、デジサートのビジョンに基づくものです。
QuoVadisはスイス、ドイツ、オランダ、ベルギー、イギリス、バミューダで事業を運営しています。

デジサートのCEO、John Merrillは、「QuoVadisの社員と技術をデジサートに迎えることができ嬉しく思います。 今後も当社の取引先や顧客に業界随一のソリューションを提供していきたいと思います。
世界の多くの市場と同様に、欧州には特定の国や地域のニーズが在り、現地のスタッフや技術によって最善の対応が可能となります。
QuoVadisの買収により、当社の技術革新と現地の専門スタッフの双方を活かし、欧州における当社の取り組みを強化します」と述べています。

今回の買収により、QuoVadis適格デジタル認証は、業界最高レベルの技術と基盤を持つ世界有数のTLS、及びPKIプロバイダーであるデジサートに保証されたものになります。
QuoVadis適格デジタル認証はEU域内市場における、電子取引向けトラストサービスに関するEU規制、eIDAS(Electronic Identification and Trust Services Regulation)に準拠しており、 全EU加盟国、及びスイスで利用することができます。QuoVadisサービスの内容は以下のとおりです。

  • ウェブサイト認証の為の適格証明書(QWAC: Qualified certificates for Website Authentication)
  • 適格個人認証
  • 適格電子タイムスタンプ
  • 適格電子署名、eシール(ソフトウェア/クラウド署名)

eIDASでは、適格トラストサービスにより電子取引の法的安定性と強化されたセキュリティーが提供されます。 2019年6月に欧州決済サービス指令(EU Payment Services Directive)2015/2366(英語リンク) が導入され、EUで事業を行う銀行や金融サービス企業は、 適格ウェブサイト認証によるアイデンティティー保証の強化が求められます。
QuoVadisの買収により、デジサートはこれらの認証を提供することが可能となり、組織の決済サービス指令への準拠を支援します。
QuoVadisはまた、より高度なプライバシーおよびデータ保護サービスを顧客に提供するため、 PKIサービスをオランダとスイスのデータセンターに移行するなど技術展開の拡大を予定しており、デジサートはこれを支援します。

QuoVadisのトラストセンター事業は国際標準に準拠しており、WebTrustやISO、各国の承認など数々の認定を取得しています。

さらにデジサートはQuoVadisを通じて、電子記録のためのデータアイデンティティ管理、銀行や電子請求書発行アプリケーション向けデジタル署名技術のほか、 あらゆるデバイスからの署名を可能にする遠隔デジタル署名ソリューションもけん引してゆきます。 PrimoSignなどのQuoVadisの署名基盤にはローミングデジタル署名が費用対効果と拡張性の高い方法で採用されており、小さな組織から大企業まであらゆる規模の組織に対応します。

デジサートは耐量子セキュリティ・ソリューションの大手プロバイダーであるISARAやデジタルセキュリティのグローバルリーダーGemaltoと協力して、 量子コンピューターに対抗する暗号化技術の開発でも市場をけん引しています。
デジサートは先日、ブロックチェーン基盤のセキュリティー強化などアイデンティティー関連の取り組みを発表(英文ブログ) しました。
デジサートとQuoVadisは長年にわたりCA/ブラウザフォーラムのメンバーであり、クラウド署名コンソーシアムにおける活動も行っています。

追加となるQuoVadisデータセンター資産は、引き続きバミューダ規制当局の承認を条件としており、近い将来デジサートに譲渡される予定です。 その間、WISeKeyはDigiCertに対してこれらの資産のために移行サービスを提供します。

【DigiCert, Inc.について】
デジサートは、コネクティッド環境向けのスケーラブルなセキュリティソリューションのリーディングプロバイダです。

Global 2000を含む革新的企業の多くは、WebサービスとIoTデバイス向けのアイデンティティと暗号化に関する専門知識からデジサートを選択しています。

デジサートは、証明書ライフサイクル管理プラットフォームCertCentralを通じて、あらゆる規模のPKI配備のためのSSL/TLSおよびその他デジタル証明書を提供しています。
デジサートは、エンタープライズグレードの管理プラットフォームの数十におよぶ受賞歴、迅速かつ博識なカスタマーサポート、市場をリードする成長で知られてきました。
デジサートの最新のニュースと更新情報については、https://www.digicert.com/jp/newsroom/#prをご覧ください。

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将来に関する記述:製品の今後の予定についての将来に関する記述は予備的なものであり、未来のリリース予定日はすべて暫定的で、変更の可能性があります。今後の製品のリリースや予定されている機能修正についてはデジサートが継続的な評価を行っており、実装されるかどうかは確定していません。デジサートが確言したと考えるべきではなく、購入決定の理由とすべきではありません。