自動化 08-26-2026

デジサートとHPEで証明書の自動化をシンプルに

James Jackson

証明書有効期間の短縮化により、分散したインフラストラクチャ全体で証明書を管理するために、依然として手作業のプロセスを使用しているチームへの負担が増しています。ネットワークやサーバからエッジデバイス、クラウドワークロードまで、対象となる環境が増えるほど、可視性を確保し、証明書を最新の状態に保つことが難しくなります。

デジサートとHPEはパートナーシップを拡大し、より広範な証明書ライフサイクルの自動化を通じて、こうした作業の効率化を支援します。

HPE環境全体に証明書の自動化を展開

DigiCert Trust Lifecycle ManagerとHPEのネットワーク、コンピュート、ストレージ、ハイブリッドクラウドの各プラットフォームを組み合わせることで、Arubaのネットワーク環境、GreenLake環境、サーバ、エッジデバイス、クラウドワークロード全体で証明書管理を自動化できます。

これは重要なポイントです。証明書管理がインフラストラクチャの一部だけで完結することはほとんどありません。チームは、ネットワーク機器、アプリケーション、クラウドワークロード、デバイスなど、それぞれ異なる運用要件を持つさまざまなシステムの証明書を管理する必要があります。

これらの証明書を個別に管理すると、どの証明書がどこに導入されているのか、いつ有効期限を迎えるのか、次にどのような対応が必要なのかを正確に把握することが難しくなります。小規模な環境では手作業でも対応できますが、証明書や対象環境が増えるにつれ、その運用を維持することは困難になります。

証明書ライフサイクルを一元管理することで、こうした負担を軽減できます。スプレッドシートや独自スクリプトに依存する代わりに、一元化されたプラットフォームからライフサイクルのガバナンスを適用しながら、証明書の登録、更新、置き換え、失効を自動化できます。

その効果は明確です。証明書の期限切れによるシステム停止を減らし、IDベースの認証を強化するとともに、重要なシステムを支える証明書の可視性を高めることができます。

証明書有効期間の短縮化で高まる運用上の重要性

パブリックTLS証明書の有効期間が短縮される中、運用上の課題への対応はますます急務となっています。

今後数年でパブリックTLS証明書の有効期間が47日に短縮される予定です。必要に応じて手作業で更新する従来のプロセスでは、これまでのような運用は困難になります。証明書に関する作業をより頻繁に行う必要が生じるため、自動化は単なる利便性向上の手段ではなく、運用上の必須要件となります。

同時に、コネクテッドデバイス、クラウドサービス、ゼロトラストの取り組みの拡大に伴い、ライフサイクル全体で管理すべきマシンIDも増加しています。

この2つの要因により、証明書への対応頻度が高まる一方で、それらに依存するシステムの数も増え続け、運用上の負担がさらに大きくなっています。

多くのチームにとっての課題は、自動化の必要性を認識することではありません。大規模な環境で自動化を実現するために必要なPKIの専門知識とインフラストラクチャ連携を確保することです。

そこで役立つのが、デジサートとHPEのパートナーシップの拡大です。デジサートがクラウドで提供する証明書ライフサイクル管理と、HPEのインフラストラクチャに関する専門知識およびネイティブ連携を組み合わせることで、より幅広いエンタープライズ環境への自動化の展開が容易になります。

マシンIDには継続的な管理が必要

デバイス、ワークロード、アプリケーション、エージェント、サービスはいずれも信頼できるIDに依存していますが、一度IDを発行すればそれで終わりというわけではありません。証明書には有効期限があり、インフラストラクチャは変化し、アプリケーションは環境間を移行し、セキュリティ要件も変化します。そのため、手作業による追跡に依存せず、こうしたIDを継続的に管理する仕組みが必要です。

一貫したライフサイクル管理がなければ、証明書がどこに導入されているのか、いつ対応が必要なのかを把握できなくなる可能性があります。特に、期限切れや管理されていない証明書がビジネスクリティカルなシステムに影響を及ぼす場合、運用上のリスクにつながります。

自動化によって、こうした作業を問題発生後の対応から継続的な管理へと移行できます。チームがすべての有効期限を手作業で追跡しなくても証明書をプロビジョニング、更新できるようになり、一元化されたガバナンスによって環境全体の状況に対する可視性と管理能力も向上します。

目標は、人をプロセスから完全に排除することではありません。担当者が適切なタイミングで対応することに依存している日常的な証明書管理作業を減らすことです。

変化する暗号要件への備え

証明書管理では、今後の変化にも備える必要があります。

組織ではすでに、PQCへの移行を含む暗号要件の変化への準備が進められています。この移行にあたっては、暗号資産がどこで使用されているかを把握し、標準や要件の変更に応じて更新していく必要があります。

証明書ライフサイクル管理をより自動化、一元化することで、こうした変化にも対応しやすくなります。証明書の可視性を高め、更新や置き換えのプロセスを標準化することで、変化に柔軟に対応できる体制を整えることができます。

将来に向けた強固な基盤を構築

これが、デジサートとHPEのパートナーシップ拡大がもたらす、より大きな価値です。デジサートの証明書ライフサイクル自動化とHPEのインフラストラクチャに関する専門知識を組み合わせることで、複雑なエンタープライズ環境全体におけるマシンIDの管理を簡素化するとともに、証明書や暗号要件の変化に対応できる基盤を構築できます。