技術チームには、継続的な学習が求められています。新しい技術、進化するセキュリティ要件、変化する顧客ニーズに対応するため、学習は一度で終わるものではありません。日々の業務の一環として継続的に取り組む必要があります。
しかし、技術トレーニングは必ずしも同じペースで進化してきたわけではありません。
多くの認定プログラムでは、今も従来型の学習モデルが採用されています。数日間連続の講師主導型トレーニングに参加し、通常業務から離れて、基礎的な概念の学習と実践演習を一度に行う形式です。この方法は長年にわたり業界で成果を上げてきましたが、チームの規模が拡大し、スケジュールが多忙になるにつれ、大規模に展開することが難しくなっています。
デジサートでは、DigiCert Trust Lifecycle Manager 認定プログラムを見直す中で、この学習体験そのものを再検討する機会があると考えました。目的は単にコースをモダナイズすることではありません。実践的なスキルを身につけ、自信を持って活用できるようにするハンズオン学習の良さを維持しながら、技術トレーニングをより柔軟に受講できるようにすることでした。
サービス事業を拡大しているデジサートのパートナでも、社内の専門知識を強化しているお客様でも、技術スキルを身につけるには時間が必要です。そして、その時間を確保することが、多くの場合で最大の課題となります。
エンジニアは、顧客環境への導入、本番環境の運用、サポート業務、新規プロジェクトなど、さまざまな業務を並行して担当しています。認定資格の価値を誰もが認識していたとしても、数日間連続で通常業務から離れてトレーニングに参加することは、必ずしも現実的ではありません。
パートナ、お客様、受講者から寄せられた要望には、共通点がありました。それは、仕事をトレーニングに合わせるのではなく、仕事に合わせて受講できるトレーニングです。こうしたフィードバックを受け、コースの刷新では柔軟性を基本方針の1つとしました。
新しい技術を導入するには、2種類の学習が必要です。
この2つを分けることで、それぞれに最適な学習形式を活用できます。受講者は、ハンズオン形式の指導を維持しながら、より柔軟に学習を進められます。
この考え方が、Trust Lifecycle Manager 認定プログラム刷新の基盤となりました。
2026年8月から、Trust Lifecycle Manager 認定プログラムは、ブレンデッドラーニング形式へ移行します。
受講者はまず、デジサートのすべての認定コースの前提条件となった無償の基礎コース、Digital Trust Professional(DTP)を修了します。
次に、DigiCert University で、Trust Lifecycle Manager の自習形式の学習モジュールを受講します。これらのモジュールでは、ライブ形式のラボに参加する前に必要となる概念やワークフローを学習します。
前提となる学習を修了すると、講師主導型のラボセッションを予約できます。参加者全員が同じ基礎知識を身につけた状態で参加するため、講師は入門的な内容ではなく、実践演習、実際の業務を想定したシナリオ、トラブルシューティングにより多くの時間を充てることができます。
これにより、受講者の柔軟性を高めながら、ライブ形式のラボをより有意義なものにする認定プログラムを実現します。
パートナにとって、より柔軟な認定モデルは、コンサルタントを長期間にわたって顧客対応から離れさせることなく、技術的な専門知識を強化しやすくします。新しいエンジニアの育成、認定取得目標の効率的な計画、より多くのラボ開催枠の活用も可能になります。
お客様にも同様のメリットがあります。社内チームは各自のスケジュールに合わせて基礎知識を身につけたうえで、実践的な活用に重点を置いた講師主導型のラボに参加できます。
パートナとお客様では日々の業務内容は異なりますが、根底にあるニーズは同じです。最も重要な業務と両立できる形で、技術的な専門知識を身につけることです。
刷新された Trust Lifecycle Manager 認定プログラムには、シンプルな考え方が反映されています。それは、技術トレーニングは現代のチームの働き方に合ったものであるべき、ということです。自習形式の学習と、内容を絞った講師主導型のラボを組み合わせることで、実践的な専門知識をより柔軟に身につけられる学習方法を実現しました。
ブレンデッドラーニングによって、チームが必要なスキルを身につけるための柔軟な学習環境をどのように実現できるか、詳しくはデータシートをご覧ください。