Device trust 08-15-2023

デジタルトラストは糖尿病向けの安全なモニタリングと投与をコネクテッドデバイスでどのように実現するか

Robyn Weisman
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糖尿病を抱えて生きるのは簡単ではありません。デジサートのデジタルトラスト担当バイスプレジデント、Mike Nelson は、10 代で複雑な 1 型糖尿病(T1D)管理に突然対処することがいかに大変だったかを述べています。

「私は血糖モニター、インスリン、注射器を渡され、複雑な慢性疾患を管理する状況に置かれました。自分はまるで針山のような気分でした。1 日に 7~10 回指を刺し、それと同じ回数のインスリン注射を受けていたからです。私の血糖値は絶えず上がったり下がったりしていました。毎晩、就寝時に、血糖値が安定して何事も起こらないように祈っていたものです。」

Nelson にとって幸運なことに、医療機器メーカーが、血糖値管理とインスリン投与を容易にする画期的な方法を開発しました。持続血糖モニタリング(CGM)システムは、皮下に挿入されたセンサーと、送信機、小型受信機を使用して血糖値をリアルタイムに測定します。今日のスマートなインスリンポンプは、CGM システムと連携して適量のインスリンを自動的に予測し、投与します。何らかの理由で投与量の調節が必要なことがわかっている場合は、インスリンポンプと関連付けられたアプリが投与量を見積もり、変更します。ユーザーは 1 日に何回も自己注射する必要はなくなりました。インスリンポンプは 最大 2、3 日は同じ場所に装着しておけるからです。

しかし、ペースメーカーなどのコネクテッド医療機器(IoMT)で使用されるテクノロジーの場合と同様に、これらのインスリンモニタリングと投与のテクノロジーがもたらした目覚ましい進歩により、脅威にさらされる医療機器も増加しました。Nelson は語ります。

「私は、キャリアの大半をメーカーのコネクテッドデバイスのセキュリティの支援に費やしてきたセキュリティ専門家です。CGM を使い始め、治療でインスリンポンプに接続するようになったとき、セキュリティについて考えざるを得ませんでした。ハッカーはインスリンポンプをコントロールできるのか? 血糖値の測定値が改ざんされる可能性はあるか? そのような危殆化の結果はどうなるのか?」

これが、デジタルトラストが不可欠である理由です。

デジタルトラストは糖尿病向けテクノロジーのセキュリティにどのように役立つか

CGM システムとインスリンポンプの連携のためには、中継されるデータを信頼する機能のほか、このデータにアクセスする機器のアイデンティティを信頼する機能が必要です。つまり、これらの機器に適切な認証手段が実装されている必要があります。また、追加のセキュリティ保護対策として、機器のクローニングを防止する必要があります。

IoMT メーカーは医療機器がもたらしうるセキュリティリスクを十分認識しています。CGM の最近のイノベーションであるクローズドループインスリンシステムについて紹介します。このシステムは、CGM とユーザーのインスリンポンプを接続し、ポンプが自律的に血糖値を検出、調整できるようになっています。また、これらのテクノロジーの多くはスマートフォンアプリやスマートウォッチアプリにも対応しており、患者が血糖値をリアルタイムでチェックできるのが特長です。これらのプロセスの複数のポイントで、脅威アクターがシステムに侵入し、ユーザーが微調整したアクションを改ざんする恐れがあります。

結果として、デジタルトラストは、医療機器メーカーのセキュリティ戦略の基本要素となりました。医療機器メーカーは、ユーザーがデリバリーエコシステムの一部であるシステム、機器、データの侵害を心配しなくて済むように、高度なセキュリティ制御を実装する必要があることを理解しています。

こうした医療機器メーカーの多くが、デバイストラストの確保と管理のためにデジサートを選びました。Nelson は説明します。

「当社のチームはこうした IoMT メーカーと連携して取り組みました。IoMT メーカーのデジタルエコシステムには数百万台の CGM と多数のポンプメーカーとの連携が含まれており、これらがすべて信頼できるものになりました。医療機器メーカーは各機器について信頼性の高いアイデンティティを確立し、患者さんの安全を確保しています。」

CGM とインスリンポンプシステムのセキュリティの確保

糖尿病患者が何の不安もなくインスリン投与と CGM システムを利用できるようにするために、デジタルトラストが必要です。不必要なリスクをもたらすコネクテッドデバイスは、メリットにかかわらず、使用価値はありません。血糖値が正確であると信じられなかったり、ポンプが侵害される可能性がないか疑問に感じたりすることは、指の穿刺の痛み以上に重大な問題です。

真正性およびアイデンティティ管理により、新たな規制ガイドラインを遵守し、偽造と改ざんを防止することについて、エンドユーザーは医療機器メーカーに依存しています。「糖尿病患者は健康の維持について、多くの心配事を抱えています。機器のセキュリティのことまで心配したくはありません。それが患者の役目であってはならないのです」と、Nelson は述べています。

Nelson 自身は、これらの機器メーカーの成功のために力を注いでいます。それらのメーカーの製品が彼の人生を変え、今は彼の子供の人生を変えているからです。「数年前、娘が 1 型糖原病と診断されたとき、糖尿病向けコネクテッドテクノロジーのメリットは、私にとって一層重要なものになりました 現在、糖尿病患者の親として私たちは娘の血糖値に常にアクセスできる状態にあり、異常があれば通知が届くことがわかっているので、安心感は絶大です」と、Nelson は述べています。

正確で継続的なデータにアクセスできるという安心感に加えて、それらのソリューションがセキュアで信頼できることがわかっているため、安堵感が生まれます。つまり、ここでデジタルトラストが現実社会の課題を解決します。IoMT 向けソリューションの詳細については、https://www.digicert.com/jp をご覧になるか、contactsales@digicert.com までメールでお問い合わせください。

 

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