2024 年 10 月 31 日、デジサートは DigiCert Device Trust Manager の一般提供(GA)を発表しました。これは、IoT デバイスの製造から廃棄までの複雑なセキュリティニーズを満たすデジタルトラストソリューションを提供するうえで重要なマイルストーンとなるものです。
DigiCert Device Trust Manager は、コネクテッドデバイスのデバイスID、認証、安全なファームウェア更新、そしてライフサイクル管理を包括的に網羅するように設計されています。DigiCert ONE プラットフォーム上に置かれた Device Trust Manager は、さまざまな IoT プラットフォームと統合し、メーカー、サービスプロバイダー、および企業はデバイスのライフサイクル全体を通じて高度なセキュリティとコンプライアンスを維持できるようになります。
自動車から医療まで、あらゆる業界でコネクテッドデバイスが急速に増えつつある今、そうしたデバイスの保護と管理は最重要の課題になっています。DigiCert Device Trust Manager は、以下の機能や特性で、そのニーズに応えます。
DigiCert Device Trust Manager は、デバイスのライフサイクル全体を通じてデバイス ID を管理し、通信を保護することによって IoT デバイスのセキュリティを簡素化します。このソリューションのコア機能は、ネットワークに接続するより前に各デバイスが認証・信頼され、通信のセキュリティとコンプライアンスが継続的に確保されるよう保証することです。
プラットフォームの動作には、2 段階の証明書管理アプローチが使用されています。
出生証明書
製造段階で発行される暗号化証明書であり、各デバイスの ID の基盤として機能します。人間の出生証明書と同じように、この証明書はデバイスの固有 ID を確立し、信頼できる正規のデバイスのみがネットワークに参加できるよう保証します。不変の証明書であり、デバイスの出自に関する恒久的な記録になります。
運用証明書
デバイスの利用開始後、運用証明書が発行されます。これは、パスポートと似たようなものです。この証明書はデバイスのアクティブな ID として機能し、デバイスのライフサイクル全体を通じて安全な通信と認証を実現します。出生証明書とは異なり、運用証明書は定期的な更新または再発行が必要になります。デバイスが長期間にわたって利用される間、コンプライアンスと信頼性を維持するためです。
DigiCert Device Trust Manager は単なるセキュリティツールではありません。IoT セキュリティにシンプルさと強靱をもたらす包括的なソリューションです。Device Trust Manager がコネクテッドデバイスの未来をいかに保護するかについては、digicert.com/jp/device-trust-manager をご覧いただくか、当社にお問い合わせください。
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IoT デバイスに対する主なセキュリティリスクは何ですか?
IoT デバイスで発生する主なリスクは、不正アクセス、データの傍受、ファームウェアの改ざん、不十分なパッチなどです。適切なセキュリティ対策を講じていないと、こうしたリスクによって機密データが漏洩し、デバイスが不正に制御される恐れがあります。