DigiCertが、現実の問題を解決するために、デジタルトラストの確立、管理、拡大をどのように支援しているかをご覧ください。
世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
2023年8月15日よりCertCentralのサインインではユーザ名とパスワードのほかにワンタイムパスワード(OTP)もしくはクライアント証明書の二要素認証による提示が必要となりました。 設定等についてはこちらのKnowledgeを参照ください。
コンピュータのない世界を想像するのは難しくなりました。今お使いのコンピュータが危殆化したら、皆さんの世界は一瞬にしてひっくり返りかねません。
「コンピュータセキュリティデー」は、1988 年に計算機協会(ACM)が制定した記念日です。毎年 11 月 30 日が、自分のコンピュータとそこに保存されている情報、オンライン活動をユーザーが安全に保つ方法について認識を広め、デジタルトラストの向上を図る機会になっています。
皆さんのコンピュータには、オンラインアイデンティティが格納されています。個人のデータや情報。写真や文書。安全と大切な持ち物が危険にさらされているのです。
コンピュータセキュリティデーを祝うというのは、オンラインの安全性に取り組み、デジタルトラストを確保するうえで私たち全員が果たす役割について、自身や他の人を教育することとも言えます。
デジタルトラストがなければ、個人も企業も、デジタルの世界に残す自身の ID の安全性を確保しながらオンラインでやり取りすることはできません。
今回の記事では、お使いのコンピュータを保護し、サイバーセキュリティ上の安全に対する取り組みを見直すための提案をご紹介します。
防御の第一線は、コンピュータでパスワードを管理すること、そして使い回さないことです。安全なパスワードに関するガイドラインは、こちらでご確認ください。
パスワードを安全に保管したうえで、パスワードを書き留めることはせず、ウェブブラウザにパスワードを保存するときも注意を払ってください。パスワードをすぐに確認できるようにしておくと便利ですが、それが非常に危険な場合もあります。代わりに、複雑なパスワードを生成して記憶してくれるパスワードマネージャーを使いましょう。
公共の場にデバイスを置きっぱなしにすると、デバイスを盗まれたり、ログインされて個人情報を盗まれたりするおそれがあります。犯罪者は、発覚するより早く、造作もなくデバイスにウイルスを送り込むことができます。
こうした脅威を回避するには、デスクトップでもノートパソコンでも常に目を離さず、家の中だけで使うこと、知らない人には使わせないことです。
Wi-Fi 環境があれば、コンピュータは簡単にインターネットに接続できますが、自宅のワイヤレスインターネット接続はパスワードで保護しておく必要があります。パスワードは、ルーターを買ってきたときのデフォルトのままで使わず、もっと安全なパスワードに変更しましょう。ネットワークを保護されていない状態のままにしておくと、知らないユーザーにネットワークに接続され、個人情報やオンライン活動にアクセスされてしまいます。
デバイスを暗号化すると、情報がスクランブルされ、悪意のある攻撃者からその意味を隠すことができます。暗号化は簡単で、設定にアクセスして調整するだけです。また、ルーターの設定を WPA3 Personal に設定することもできます。
ログインは防御の第一線ですが、暗号化はさらに強力な防御線となります。
パスワードは、コンピュータ上のフォルダやファイルの保護にも利用できます。ただし、パスワードを設定しても、ファイルが絶対に削除されないわけではありません。個人データは、必ず個人用のハードディスクにバックアップしてください。そうすれば、個人情報を保護するだけでなく、大切な写真や文書にアクセスできなくなる事態も避けられます。
これまで、ソフトウェア更新の通知を受け取って、無視したことは何度ありますか。無害だと考えたからかもしれません。ほとんどのユーザーは、自分の都合を優先して、深く考えずに通知を無視していますが、セキュリティアップデートには、弱点を見つける攻撃者からコンピュータを保護する最新の防御策が含まれています。自動アップデートをオンにして、少しだけ不便さを我慢しましょう。未来の自分に感謝してもらえるはずです。
また、ウイルスやランサムウェア、マルウェアを防ぐには、ウイルス対策ソフトウェアが重要です。
ファイアウォールは、ネットワークトラフィックを監視し、マルウェアなどのサイバー攻撃を防ぐことで、セキュリティを維持します。たいていの OS にはファイアウォールが組み込まれています。インストールされていない場合は、自分でインストールすることもできます。
一時ファイルは、ウェブサイトにアクセスしたとき、ブラウザによって自動的に保存されます。誤解のないように言っておくと、インターネット一時ファイルは不正なファイルではありません。しかし、不要なファイルを頻繁に見直すと、デバイスのストレージスペースを空けられますし、不要なファイルがあると一時フォルダに隠されている感染にかかる原因にもなりかねません。
コンピュータとオンラインの安全が万全でも、ソーシャルメディアを悪用される可能性があります。自分と自分の情報のプライバシーを保ち、その情報を悪用するおそれのある人たちの手に渡らないように、設定を確認しましょう。
「知っていれば知っているほど、よい行動をとれる」――かつてマヤ・アンジェロウはそう言いました。オンラインのセキュリティを維持するのに、技術のプロである必要はありません。セキュリティ上の脆弱性、サイバーセキュリティ上の問題、気をつけるべきことについて始動と情報を提供してくれるセキュリティの専門家に頼りましょう。
新しくコンピュータなどのデバイスの購入を検討するときには、きちんと下調べしましょう。外観はいろいろかもしれませんが、メーカーの評判と信頼性はどうでしょうか?
サイバーセキュリティを維持するためにつぎ込んだ努力は、決して無駄になりません。サイバー犯罪者の悪意に対しては何もできませんが、自分のコンピュータとオンラインの安全をコントロールできるのは自分だけです。
サイバーセキュリティ上の習慣を身につけ、自分のネットワークやデバイスを保護したうえで、他の人にも同じようにするよう伝えましょう。
デジタルトラストの需要が大きくなっていることは明らかです。以上のような簡単なステップでもコンピュータを保護することはでき、個人情報や ID をサイバー犯罪者から遠ざけることができます。コンピュータセキュリティデーは、デジタルの世界が現実とつながっていること、そして私たちが安全で安心できる生活を送るために全力を尽くさなければならないことを、今日もこれからも思い起こすのに欠かせない 1 日です。
サイバー攻撃の被害に遭ってしまつた方は、こちらにご報告ください。
デジタルセキュリティの強化方法を、こちらでご確認ください。
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