DigiCertが、現実の問題を解決するために、デジタルトラストの確立、管理、拡大をどのように支援しているかをご覧ください。
世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
2023年8月15日よりCertCentralのサインインではユーザ名とパスワードのほかにワンタイムパスワード(OTP)もしくはクライアント証明書の二要素認証による提示が必要となりました。 設定等についてはこちらのKnowledgeを参照ください。
PQC、IoT、AI。これら 3 つの略語は、デジタルセキュリティの世界に巨大な波を引き起こしています。しかし、今後必ず起こる脅威やイノベーションに備えているユーザーは、この展開を傍観しているだけではありません。それらのユーザーは、あらゆる規模の組織に将来性のあるツールとテクノロジーを導入するためにそのテスト作業に真剣に取り組んでいます。
ここで DigiCert Labs の登場です。これは、デジサートの一部門であり、デジタル世界で進化する脅威に対応するための新たなセキュリティ技術の開発に取り組んでいます。DigiCert Labs は、思想的リーダーシップと業界リーダーシップを兼ね備えた部門です。ここでは、デジタルセキュリティの革新的なアイデアが協議されるだけでなく、育成、開発、テストされます。
量子コンピュータが誇る計算能力は、現在のサイバーセキュリティプロトコルの根幹をなす従来の暗号化手法にとって大きな脅威となります。長年にわたって安全性を信頼されてきた暗号化手法に立ちはばかるのは、機密データと通信の危殆化を招くおそれがある潜在的な脆弱性です。
この喫緊の課題を受けて、DigiCert Labs では能動的な姿勢で取り組みを始めました。具体的には、業界をリードするパートナーと積極的に連携して、高度な耐量子暗号化方式の開発とテストを進めています。これらの新しい暗号化手法は、量子コンピュータの驚異的な能力にも対応できるよう設計されており、将来のデータのセキュリティを確保します。この取り組みは、今後の変化に適応することにとどまらず、コンピュータの新時代に備えてデータ保護の基準を再定義することを目的としています。
DigiCert Trust Summit 2023 において、DigiCert Labs は、耐量子コンピューター暗号(PQC)を身近にする実践的な無償ツール、DigiCert PQC Playground を発表しました。この革新的なプラットフォームを使用するユーザーと顧客は、米国商務省標準化技術研究所(NIST)が認定する最新の PQC アルゴリズムを利用して、さまざまな耐量子 X.509 証明書を発行できます。
モノのインターネット(IoT)デバイスが日々の生活に切っても切れないものになるにつれ、セキュリティの重要性は飛躍的に高まっています。これらのデバイスは、スマートホームアプライアンス、接続された医療システムなど、あらゆる場面で採用されており、利便性と効率性の向上をもたらしますが、個人や職業上の環境で新たな脆弱性をもたらします。
この緊急のニーズを認識している DigiCert Labs は、IoT セキュリティのイノベーションの先頭に立ち、高度な人工知能(AI)とパターン認識テクノロジーを統合して、IoT デバイスのセキュリティ対策を精査および分類しています。この取り組みでは、インテリジェントシステムを導入することにより従来のセキュリティアプローチを超えています。このインテリジェントシステムは潜在的な脅威を学習し、それに適応してその発生を予測することで、悪意のある攻撃者の一歩先へ行きますjp/。
パターン認識を使用することで、セキュリティ侵害や弱点の重要な兆候である異常な動作を特定することができます。このツールにより、DigiCert Labs はこれらのデバイスのセキュリティを向上させながら、ユーザーのプライバシーの保護と、IoT テクノロジーにおけるデジタルトラストの向上を図ることができるようになりました。
DigiCert Labs の目標は、堅牢、インテリジェントで、かつ日々進化するサイバー脅威の現状に対応できる IoT セキュリティの新たな標準を確立することです。これにより、安全性とプライバシーを危殆化させずに IoT のメリットを享受できます。
AI がもたらす変革の可能性を念頭に置いて、DigiCert Labs は、AI 機能の向上だけでなくセキュリティフレームワークの強化につながる研究に先鞭をつけています。AI システムがより高度であらゆる分野で不可欠な要素になっても、この両面的なアプローチにより、進化する脅威から保護するための堅牢なセキュリティ対策が講じられることになります。
デジサートのチームは、機械学習、データ分析、サイバーセキュリティの専門家からなります。このチームは、AI を活用した脅威検出アルゴリズムからセキュアな AI 運用プロトコルの実装まで、さまざまなプロジェクトにおいて連携します。デジサートはこの取り組みを通じて、AI の進歩およびサイバーセキュリティレジリエンスの両面で新たなベンチマークを設定することを目指しています。
現在および将来のサイバーセキュリティの課題に取り組むうえで、コラボレーションが重要であることをデジサートは認識しています。このため、DigiCert Labs は、Microsoft Research、スタンフォード大学、イリノイ大学などの学術および業界リーダーと手を組んで、デジタルセキュリティの技術推進を展開してきました。デジサートの 2 つのアプローチでは、特定の研究を対象として大学に助成金が供与され、かつ現実世界のユースケースに対応する大規模で匿名化したデータセットが提供されます。
最初のプロジェクトでは、PQC、IoT セキュリティ、機械学習の先進技術を開発します。これらの分野でのイノベーション、学術および業界の専門家との連携関係を通じて、DigiCert Labs は画期的な研究の拠点としての役割を果たし、イノベーションの推進とデジタルセキュリティの未来の形成に向けて取り組んでいます。
PQC、IoT、DigiCert Labs などのトピックについて詳しくお知りになりたい場合、記事を見逃さないようにデジサートのブログを参照してください。
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