TrustCore SDKは、開発者が安全で信頼されたデバイスを構築できるように支援します。NanoROOTはその機能をさらに拡張するものです。NanoROOTはソフトウェアによるルート・オブ・トラスト(Root of Trust:RoT)であり、TPM、TEE、または専用セキュアエレメントを搭載していないデバイスにも、ハードウェアレベルの信頼をもたらします。
NanoROOTは、物理的複製不可能関数(PUF: Physically Unclonable Function)技術を活用し、デバイス固有の不変なハードウェア特性から直接、改ざん耐性を備えた暗号コンテキストを導出します。これにより、開発者は以下のことが可能になります。
NanoROOTは、TPMやTEE、その他のセキュアエレメントを持たないデバイスにもハードウェアグレードの信頼を提供します。
NanoROOTは単にTrustCore SDKの機能を拡張するだけではありません。これまで信頼の確立が難しかった、または不可能だったデバイスにも新しいセキュリティの可能性を開きます。ソフトウェアベースのルート・オブ・トラストを可能にすることで、NanoROOTは次の3つの主要な利点を提供します。
NanoROOTはTrustCore SDKのAPIを通じて利用でき、アプリケーションやデバイスに信頼された操作を容易に組み込めます。開発者は次のように活用できます。
すべてのデバイスには物語があります。NanoROOTでは、その物語が「信頼の根(Root of Trust)」から始まります。この基盤はオープンに構築され、共同で開発され、将来のデバイス信頼のために設計されています。
プロジェクトでの活用について詳しくは、TrustCore SDK開発者サイトをご覧ください。また、TrustCore SDKのGitHubリポジトリでNanoROOTを使った開発を今すぐ始めることができます。
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