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世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
2023年8月15日よりCertCentralのサインインではユーザ名とパスワードのほかにワンタイムパスワード(OTP)もしくはクライアント証明書の二要素認証による提示が必要となりました。 設定等についてはこちらのKnowledgeを参照ください。
安全なコネクテッドデバイスの構築とは、単に暗号化を実施することだけではありません。あらゆる構成要素と通信チャネルにわたって、セキュリティを最初から設計する必要があります。開発者から見れば、多機能で奥行きが広く、精密なツールキットを使って作業することを意味します。つまり、組み込みセキュリティのための万能ツールのようなものです。DigiCert® TrustCore SDK は、まさにそれに当たるツールキットです。強力な暗号化機能、セキュアな通信プロトコル、ハードウェア統合を一体化して、最新組み込みシステムの要件を満たします。
今回の記事では、TrustCore SDK のアーキテクチャ、そのコンポーネント、セキュリティ統合が合理化される仕組みについて掘り下げます。IoT、IIoT、組み込みデバイスに取り組む開発者の皆さんにとって、TrustCore SDK が頼れる選択肢であることをお確かめください。
DigiCert TrustCore SDK のアーキテクチャは、組み込みセキュリティにモジュール型で柔軟なアプローチを実現するように設計されています。TrustCore SDK は階層化されたシステムとして動作し、ハードウェアのレベルからアプリケーションの相互通信に至るまで、セキュリティを最適化します。ここでは、その主なコンポーネントを説明します。
1. コアの暗号化エンジン
DigiCert TrustCore SDK の中心にあるのが暗号化エンジンです。組み込み環境向けに最適化され、対称および非対称アルゴリズムの両方を幅広くサポートしています。暗号化エンジンは、高いセキュリティと最小限の計算負荷のバランスを保ちながらパフォーマンスを維持します。
2. セキュアエレメント統合レイヤー
TPM、HSM、セキュアエンクレーブなどの安全なハードウェア要素との相互通信を管理するレイヤーです。クリティカルな暗号化プロセスを専用ハードウェアにオフロードすることによって、DigiCert TrustCore SDK はデバイスのセキュリティを大幅に強化し、ソフトウェアレベルの脆弱性を予防します。
3. セキュリティプロトコルと通信
DigiCert TrustCore SDK では、SSH、EST、SCEP など、デバイス間で交換されるデータの保護に欠かせないセキュアな通信プロトコルが標準でサポートされています。このレイヤーによって、セキュアなネゴシエーション、鍵交換、暗号化チャネルが保証され、デバイスの相互通信で全体的にセキュリティが強化されます。
4. 鍵管理とハードウェアベースのセキュリティ
DigiCert TrustCore SDK は暗号鍵の管理に優れており、TPM などのセキュアエレメントと直接統合される安全な生成、保存、アクセスコントロールを可能にします。
5. API 抽象化レイヤー
DigiCert TrustCore SDK の API 抽象化レイヤーは、複雑なセキュリティ操作の使用を簡素化し、基礎となるハードウェアの複雑さを抽象化する開発者向けのインターフェースを提供します。そのため、暗号化について深い知識がなくても、間違いなくセキュリティを正しく実装できます。
DigiCert TrustCore SDK のアーキテクチャは、デバイスのあらゆるレイヤーにわたってシームレスにセキュリティを統合する、構造化されたフローに従っています。
DigiCert TrustCore SDK は暗号化機能を提供するだけではありません。以下のような機能を通じて、セキュリティを正しく効率的に実装するうえで必要なリソースを開発者に提供します。
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