DigiCertが、現実の問題を解決するために、デジタルトラストの確立、管理、拡大をどのように支援しているかをご覧ください。
世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
サーモスタット、ドアロック、照明など、どんなスマートホームデバイスでもシームレスかつ安全に連携する世界を想像してみてください。ブランドの制約はなし。面倒な設定もなし。ただ差し込んで、接続して、信頼するだけ。
これが、スマートホーム技術の大手企業によって支援されている業界標準規格「Matter」の謳う世界です。しかし、メーカーにとっては落とし穴もあります。Matter への準拠が、単なる一機能ではなく必要条件だという点です。適切な認証を取得できないと、デバイスは Matter のエコシステムに参加できません。そうなれば、熾烈な競争が繰り広げられる市場での遅延、課題、機会損失にもつながります。
そこに登場するのが、デジサートとパナソニックインダストリーです。DigiCert Device Trust Manager をパナソニックの PAN-MaX と統合することで、私たちは Matter 認定の障壁を撤廃します。もう、コンプライアンスというボトルネックはありません。逆に、メーカーは信頼、セキュリティ、市場対応デバイスへと続く道筋の自動化と効率化を、これまで以上に速やかに実現できます。
Matter は、Apple Home、Google Home、Amazon Alexa などのエコシステム間で通信可能なスマートデバイスに共通言語を確立することを目指しています。
しかし、Matter は相互運用性の課題を解消する一方で、重要な要件が新たに加わります。それは、認定です。
Matter 認定が不可欠でも、従来のプロセスは遅く複雑。これが現実です。コンプライアンスを効率的に検証する手段がなければ、メーカー各社は遅延、コスト増、市場機会の損失といったリスクを抱えます。それゆえ、どんな Matter 対応デバイスにも、認定された製品認証機関(PAA)が発行するコンプライアンスのデジタル証明書である、DAC(Device Attestation Certificate)が必要になるのです。
DAC がないデバイスは、Matter エコシステムで機能しません。しかし、その証明書を手動で取得して管理したのでは、生産が遅れる可能性があります。メーカーから見ると、そこから重大な課題が 2 つ生じます。
DigiCert Device Trust Manager とパナソニックの PAN-MaX が、この課題を解決するために連携します。プロセスを自動化することで、メーカーが Matter 認定をシームレスに生産に統合できるようにして、摩擦を軽減し、市場投入までの時間を短縮します。
長年、メーカー各社はセキュリティと認証を生産に統合することに腐心してきました。多くの場合これは事後の対応として扱われ、コストばかりかかる遅延やコンプライアンスの課題を引き起こしてきました。パナソニックインダストリーの PAN-MaX はこれを変革します。インテリジェント製造サービスとして設計された PAN-MaX は、Matter 認定済みデバイスの製造における主要な要素である無線認証、Matter 準拠の PKI、Matter デバイス認定を単一の多層サービスに統合しています。
特に Matter 準拠のセキュリティでは、PAN-MaX は所定のプロジェクト向けのワイヤレスモジュールの製造プロセスに Matter DAC の発行を直接組み込むことによって、セキュリティのボトルネックを解消し、市場投入までの時間を短縮します。その結果、パナソニックの工場から出荷されるどのモジュールも信頼されます。
スマートホームデバイスメーカーにとっては、オペレーション全体が迅速になり、コスト効率が上がってスケーラブルになります。このプロセスは、従来なら追加の投資や、既存のデバイス組み立て製造設備の変更を伴うものでした。
DigiCert Device Trust Manager を PAN-MaX と統合することで、メーカーには次のようなメリットがあります。
セキュリティは、追加機能ではありません。PAN-MaX では、セキュリティがすべてのデバイスの DNA の一部になっています。
このパートナーシップの中核にあるのは、DigiCert Device Trust Manager。以下の機能を提供することでデバイスのセキュリティを簡素化する強力なプラットフォームです。
デジサートは、Matter DAC を発行できる、信頼される数少ない認証局のひとつであり、このパートナーシップを通じて、パナソニックの顧客は追加の手順を必要とせずすぐに DAC を要求できます。
そのため、スムーズで効率的な、完全自動化されたセキュリティパイプラインが実現し、メーカー各社は認定ではなくイノベーションに専念できるのです。セキュリティはビジネスを加速すべきものであり、遅らせるものであってはなりません。
スマートホーム革命はすでに始まっていますが、それが発展するには信頼の基盤が必要です。デジサートとパナソニックインダストリーは、新たな基準を確立しつつあります。スマートホームデバイスは、ただ接続されるだけでなく、製造の時点からセキュリティと認証が確保された状態になります。
業界をリードするデジサートの認証サービスと、パナソニックの先端技術 PAN-MaX 製造サービスを組み合わせることで、メーカー各社はセキュリティや速度を犠牲にすることなく、Matter 認定への道筋を滞りなく達成できます。
これは、顧客にとってどんなことを意味するのでしょうか。
デバイスメーカーにとって、これは画期的な進展です。消費者にとって、接続されたホーム体験の安全性と信頼性の向上を意味します。
Matter デバイスの認定を加速する準備はできていますか? デジサートとパナソニックインダストリーがスマートホームデバイスのセキュリティをいかに簡素化しているか、その実態をご覧ください。
デバイストラスト、コンプライアンス、認証などについて詳細をご希望の場合は、記事を見逃さないようにデジサートのブログを参照してください。
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